【お客様より】初孫ではないけれど…

わが子の兜を見ていたら、自分の羽子板を思い出しました。

関西では、男の子は嫁の実家、女の子は婿の実家がお祝いするそうです。

結婚してから、14年。母40歳という高齢出産で生まれた息子なので目に入れても痛くないほどかわいいです。でもその上をいくのが、私の両親。初孫ではないけれど、娘の孫ということでは初になるので、遠慮なしに毎週のように我が家にやってきては孫の面倒をみてくれて大変ありがたいことです。そんな我が家の初節句には立派な兜を用意してくれました。兄に手伝ってもらいながら慣れないパソコンで調べて購入したようです。年金生活の身でありながら、買ってくれたことにもひしひしとありがたみを感じます。関西ならではなのかどうかまったくわかりませんが、男の子は嫁の実家がお祝いし、女の子の場合、婿の実家がお祝いすると聞かされました。男の子は兜を贈るのに対し、女の子は羽子板を贈るという風習。羽子板は確かに昔家にあったような覚えがあります。でも飾りもので実際に遊ぶようではなかったと記憶しています。でもわたしが孫に送るときには、そういう風習ってだんだんなくなっていってしまうのかもしれませんね。あんまり宗教とか親戚づきあいとか避けて通ってきたから、いざってときに子供に受け継いでいくのが、難しくなります。それでも少しずつ、やはり子供が生まれると、肌で感じる習わしや風習を子供と一緒に体験していきたいです。子供が生まれるまでは、年に一度か二度、時には3年も、実家に顔も出さず、薄情な娘だと言われていました。でも今は父も母もいきがいができたと、毎週のように孫と出かけて生き生きしています。あきらめかけたこともある、特別な孫だと言ってくれました。この年になって一番の親孝行ができているんではと、今になってこれまでの親に対しての冷たさに反省する次第であります。そういえば、実家にはまだ私の古い羽子板が残っていた気がします。今度帰ったときに、ひさしぶりに出して虫干ししようと思っています。


※イメージです

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